北海道内35市の議会議長が一堂に会する標記の定期総会が4/26に開催された。
35市の持ち回り開催で、今年は釧路市の担当だ。
総会終了後は議員研修。今年は「これからの地方創生へのあり方」と題して、浜中町農協の石橋組合長が講師だ。浜中町はモンキーパンチのふるさととか。酪農が中心産業で、生産される生乳はハーゲンダッツアイスクリームの原料として使用されている高品質なものだ。
講演では、地方が生き残るための活性化策などを具体的な取り組みが紹介された。浜中町独自の「酪農技術センター」の創設による地質、牧草等のデーター収集と分析、ICTの活用による乳牛管理や商品自体の高度な品質管理技術などを話された。
こうした実績から新規就農者も相次ぎ、186戸の組合員のうち20%が新規就農。年間生産額は100億円を超えているというから驚きだ。
参考HP→
浜中町JA、ムダな不安より、根拠のない自信を持て!
平成28年4月26日付け 北海道新聞全道版↓
翌日の視察では、今熊本の震災でも活用されている段ボールベッドを生産している「王子コンテナー」を訪問した。災害避難時に床に直接寝るのは「寒さ」「硬さ」などで不快な場合がある。それらを解消するために段ボールでベッドを作成し、その上で寝ることにより断熱とクッション性が確保され、避難生活の一助となることだろう。価格は1セットで4,500円。釧路市は260個備蓄しているという。天板、補強用のZ仕切り、ガムテープなどがセットになっている。
間仕切りによりプライバシーも一定程度確保される。更衣室に組み替えることも可能。
各市の議長が王子の職員の指導で実際に組み立てを体験。比較的簡単に作成することができた。使い捨てではなく何度も使用できる仕組みがされている。保存食料や電池使用の防災グッズと異なり、保存年限はないに等しい。
「備えあれば憂いなし!」 必要になったからと言ってすぐ入手が可能になるとは思えない。逆に自治体間の入手競争で手に入りずらくなること必至だ。
この後は
「釧路湿原美術館」を視察。佐々木栄松氏の作品が見られる。一見の価値あり→
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説明員の高野さんの解説がユニークだ(笑)。